霞ヶ浦と北浦を結ぶ常陸利根川(北利根川)と外浪逆浦から前川沿いを通って潮来の水郷潮来あやめ園を経由して牛堀パーキングまで戻ってくる約25.7kmのコースです。
前回は霞ヶ浦の北利根橋を渡って、稲敷の境島まで行きましたが、工事のために通行止めになっていたので、今回は常陸利根川を北浦方面に進むことにしました。
北利根橋の近く、常陸利根川沿いにある牛堀のパーキングからスタートします。
ここのパーキングにはトイレ(写真左側の建物)があり、結構車が停まっています。
その多くは、川でフィッシングをする人たちの車のようです。
右手に川を見ながら進みます。
川の上空には鳥たちが綺麗な編成を組んで、私たちとは逆の霞ヶ浦方向に飛んでいきます。
ここは、「夕日がきれいな常陸利根川コース」だそうです。
潮来大橋が見えてきたあたりで「夕日がきれいな常陸利根川コース」は折り返し地点です。私たちはこれより先に進んで行きます。
水郷潮来あやめ園まで来ました。冬のあやめ園は閑散としています。
この近くに遊覧船の乗り場があります。
鹿島線をくぐり抜けて進むと、寒空の下で、もう菜の花が咲いています。
温暖化の影響なのかと思いましたが、早咲き菜の花の品種があるそうです。
外浪逆浦まで来ました。そとなさかうら と読むだそうです。
常陸利根川の一部が大きく膨らんで、北浦につながっています。
汽水湖で、満潮時には波がさかのぼることに由来した名だそうです。
以前は内浪逆浦もあったそうですが、干拓され、水田やニュータウンになったそうです。
外浪逆浦のほとりに、水辺の湿地を残したような感じのトンボ公園があります。
広い浦がしぼられて、鰐川になりました。この川をさかのぼれば、北浦になります。
このあたりに、鰐川と常陸利根川を結ぶ前川があります。
この日は、ここで前川を通って、あやめ園まで戻ることにしました。
田んぼの間を流れる前川。ヨシが水辺に繁っている部分があり、オオバンたちを見ることができました。
水位が高く、道路近くまで水面があり、水田の水位より高い部分もありました。
川釣り用の風除けつきデッキが並んでいます。
面白い風景ですが、河川の中にこのような構造物を勝手に作るのは違法ですね。
ゴミもちらほら目に入るのですが、ゴミを取り除くだけで、きれいな風景の川に戻りそうです。清掃したい!そんな気持ちにかられます。
県道101号線をくぐると、道の駅いたこ の裏に出ます。
前川に沿って進むと、やがて市街地の中を通り、津軽河岸跡が見えて来ます。
橋を越えて向こう岸に渡れば、旧家の磯山邸もあります。
時間があれば立ち寄りたいところです。
潮来はかつて、利根川水運で栄た町ですが、時代の変化と共に、繁栄した街並みもなくなってしまいましたが、かろうじて、ここが残っています。
そのまま川に沿って進むと、あやめ園に出ます。
ここでトイレ休憩をして、常陸利根川に沿って戻ります。
出発した牛堀のパーキング近くの川べりに、昔の石蔵を改修したカフェがありました。
この夕日を見て、この日のサイクリングはゴールです。
今回は、川を周遊でき、途中には道の駅やあやめ園に立ち寄れる変化のある面白いコースでした。25.7kmという、折りたたみ自転車では、なかなか乗りごたえのある距離でした。
サイクリング日:2020年1月26日